もし?…ウクライナが敗戦した場合、1000万人が国外退避:日本の未来を担う人材としてウクライナの人々を受け入れることができるだろうか!

ロシアによるウクライナ侵攻は、世界を揺るがす深刻な危機であり、人道支援や復興支援は重要な課題です。ロシアは2月17日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝を制圧し、このまま進軍を続けウクライナ全域の支配を目指すとして攻勢を強めています。しかし最大の支援国、米国による今後のウクライナ支援は不透明感が増しています。そして欧州の支援も国によって温度差があり一枚岩では行かなくなっています。
ウクライナが勝っても元の領土を取り戻すだけですが、仮にロシアが勝った場合は、ウクライナの領土が大なり小なりロシアの領土に併合される事になり、その場合「ドイツ政府」が想定したように、1千万人以上のウクライナの人が国外に避難する可能性が現実を帯びてきます。
特に、ウクライナが敗北した場合、最大で1000万人が国外退避を余儀なくされる可能性は、世界にとっても大きな影響を与える事になります。
もしもの時を想定して、日本もウクライナの人々のための支援を考えねばなりません。
(1)ウクライナの人々の国外退避先として、日本も積極的に受け入れる
日本は深刻な労働力不足に直面しており、特に医療・介護、農業、建設などの分野では人手不足が顕著です。ウクライナの人々は高い教育レベルと勤勉さを持ち、これらの分野で即戦力となる潜在能力を秘めています。
◎具体的な受け入れ方法
技能実習制度の活用:
医療・介護、農業、建設などの分野で、日本語教育と技能研修を組み合わせたプログラムを提供することで、ウクライナの人々が日本の労働市場にスムーズに参入できるように支援する。
特定技能制度の拡充:
特定技能制度の対象職種を拡大し、ウクライナの人々の多様なスキルや経験を活かせる環境を整備する。
就労ビザの取得要件の緩和:
ウクライナの人々が就労ビザを取得しやすくなるよう、要件を緩和する。
(2)ウクライナの人々が日本で生活しやすく、将来的なキャリアを描ける環境を整備する
ウクライナの人々が安心して日本で生活し、将来的なキャリアを描ける環境を整備することは、ウクライナの人々の定住促進と日本の社会への貢献に不可欠だと思います。
◎具体的な支援策
日本語教育の充実:
日常生活や仕事で使用できる日本語を習得できるよう、質の高い日本語教育を提供します。
生活支援:
住居探し、医療、教育などの生活に必要な情報を提供し、行政手続きをサポートします。
就職支援:
日本の企業とのマッチングイベントやキャリアカウンセリングなどを開催し、ウクライナの人々の就職活動を支援します。
多文化共生:
ウクライナ文化への理解を深めるイベントの開催や、地域住民との交流を図り、日本人とウクライナ人が共に暮らせる社会を目指します。
◎ウクライナの人々を受け入れるメリット
労働力不足の解消:
ウクライナの人材を受け入れることで、日本の経済活性化に貢献できます。
多様性の尊重:
多様な文化を持つ人々が共生することで、日本の社会がより豊かになります。
国際貢献:
人道支援と復興支援を通じて、国際社会における日本の責任を果たすことができます。
◎懸念点と課題
受け入れ体制の整備:
大量の人を受け入れるための住居や教育などのインフラ整備が必要となります。
文化の違い:
言語や習慣の違いによる摩擦や誤解を解消するための取り組みが必要となります。
社会への溶け込み:
日本語教育や生活支援など、ウクライナの人々が社会に溶け込めるようサポートする必要があります。
◎まとめ
ウクライナは民主主義の国家であり、人々は高い教育レベルと勤勉さを持っています。長期滞在にせよ定住にせよ、ウクライナの人々を受け入れることは、日本の未来にとって大きなチャンスでもあります。労働力不足の解消、多様性の尊重、復興・人道支援による国際貢献など、多くのメリットをもたらす可能性を秘めていると思います。
課題は山積していますが、政府、企業、市民社会が協力し、ウクライナの人々が安心して日本で生活し、能力を発揮できる環境を整備することで、日本社会全体を活性化させ、より豊かな未来を築き上げることができるのではないでしょうか。
<追伸>
もちろん、ウクライナが敗戦するような事に絶対なって欲しくありませんが、最悪の事態も想定して対応を考えることも重要かと思い、書かせていただきました。
この文章で、ウクライナの人々に不快な思いを与えてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。
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