住まいの防犯対策を徹底する!日常の行動で、あなたと家族を守り抜く
近年、強盗や強盗致傷事件が全国で多発しており、私たちの暮らしに対する不安感が高まっています。これらの事件は、決して他人事ではありません。私や、あなたも、ご家族も、いつ被害に遭うかわかりません。
警察庁が推奨する「住まいの防犯対策」は、私たちが日頃から意識し、習慣化すべき大切なことです。今回は、特に①〜⑤の項目について、より具体的に解説し、あなたの暮らしを安全にするためのヒントとして、お役に立てれば幸いです。
①在宅時も出入り口や窓に鍵をかける
- 全ての窓に鍵をかける:
寝室や浴室など、普段は閉め切っている窓も含め、定期的に全ての窓をチェックしましょう。 - 二重ロック:
玄関ドアは、できれば鍵を二重ロックにし、必ずロックをかける習慣をつけましょう。 - 鍵の種類の見直し:
一般的な「ディスクシリンダーキー」はピッキングされやすい可能性があります。鍵の種類を見直し、防犯性の高い「ディンプルキー」などに交換することを検討しましょう。 - 鍵の管理:
スペアキーは、信頼できる人に限って渡し、紛失しないよう厳重に管理をしましょう。
②訪問者が来たら不用意にドアを開けずに確認する
- インターホン(ドアホン)で確認:
玄関はカメラ付きのドアホンを取付け、ドアを開ける前に、必ずドアホンのモニターで来訪者の身分を確認しましょう。 - 防犯カメラの活用:
玄関ドアの周辺や駐車場および住宅の防犯上必要な箇所に防犯カメラを設置すれば、誰が来たのかを映像で確認できますし、その画像を保存することもできます。 - チェーンロック:
ドアを開ける際は、チェーンロックなども有効です。チェーンロックをかけることで、わずかにドアを開けて相手や要件を確認することができます。 - 不審な業者には注意:
リフォームや水道修理、貴金属買取などの訪問業者は、必要がなけねば「きっぱり」と断りましょう。また業者を装った不審な人物が、犯行前の下見のために訪問することもあるので、会社名や担当者の名前などを確認し、必要であれば警察に相談しましょう。
「訪問者が不審かどうかは警察官が確認するので、迷うことなく110番してほしい」と警察署の方も言っています。
③帰宅した際は背後や周囲に人がいないか確認する
- 周囲を見渡す:
帰宅する際は、周囲をしっかりと見渡し、不審な人物がいないか確認しましょう。 - 駐車場での確認:
駐車場で車を降りる際も、周囲に人がいないか確認することが大切です。 - 照明を点ける:
玄関や周囲の照明を点けて、明るくしておくことで、不審な人物を遠ざける効果があります。 - 防犯ブザー:
防犯ブザーを持ち歩き、危険を感じた場合はすぐに使用しましょう。
④侵入されにくい住宅環境を整えておく
- 防犯グッズの活用:
防犯カメラ、センサーライト、防犯ブザーなどを有効活用しましょう。 - 窓ガラスの強化:
窓ガラスに防犯フィルムを貼ったり、格子を取り付けたりすることで、ガラス破りを防ぐことができます。 - 庭木の剪定:
庭木は、侵入者が隠れやすい場所を作らないよう、定期的に剪定しましょう。特に、窓際に背の高い植栽を植えることは避け、侵入しやすい場所を作らないようにしましょう。 - 照明の工夫:
玄関灯や庭灯をセンサーライトに交換することで、人の気配を感じて自動的に点灯し、防犯効果を高めます。 - ゴミ出し:
ゴミ出しの時間帯は、周囲に人がいないか確認し、短時間で済ませるようにしましょう。
⑤不審人物の情報をSNSや地域の見守りで共有する
- 近所の人との連携:
近所の人とは常日頃から挨拶を交わし、お互いの家を監視し合う関係を築きましょう。 - SNSの活用:
地域の住民同士で情報交換ができるSNSを活用し、不審な人物の情報などを共有しましょう。
例えば、LINEアプリのグループ登録を利用し、地域の住民同士で「防災・防犯情報」などの地域グループを作成します。地域の情報を共有することで、防災・防犯など地域活動に役立つと思います。 - 警察への通報:
不審な人物を見かけたら、すぐに警察に通報しましょう。
不審な人物を見かけたら「#9110」番へ通報しましょう。
ただし、自分の身に危険が迫っているなどの、急な場合は「110」番へ直ちに通報しましょう。
まとめ
防犯対策は、一朝一夕にできるものではありません。日頃から意識して、一つずつ対策を積み重ねることが大切です。ご自身のライフスタイルに合わせて、最適な防犯対策を検討し、安全で安心な暮らしを実現しましょう。
最後に、防犯対策は、ご自身とご家族を守るための大切な取り組みです。
ご近所の方々とも協力し、地域全体で防犯意識を高めていきましょう。
【補足】
- 防犯に関する情報収集:
警察のホームページや地域の防犯協会のウェブサイトで、最新の防犯情報を確認しましょう。 - 防犯セミナーへの参加:
地域で開催される防犯セミナーに参加し、より詳しい知識を身につけましょう。 - ホームセキュリティシステムの導入:
より高度な防犯対策をしたい場合は、ホームセキュリティシステムの導入を検討しましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません