「+1」などの国際電話に注意、その電話…特殊詐欺かも?
近年、国際電話番号を悪用した特殊詐欺が急増しています。
全国で「+1」など「+」と国番号から始まる国際電話番号を悪用した特殊詐欺被害が急増しています。
詐欺グループがアプリを使って発信しているとみられ、多くは有料サイトの未納料金を支払うよう脅す手口のようです。
警察庁は、相手の番号を必ず確認し、海外とのやりとりが不要なら強制的につながらない対策を取るよう求めています。
◎国際電話を使った特殊詐欺の手口
国際電話を使った特殊詐欺の手口は、大きく分けて以下の2つがあります。
- 有料サイトの未納料金を支払うよう脅す手口
この手口では、被害者に「有料サイトの利用料金が未納になっている」「未納料金を支払わないと法的措置をとる」などと脅し、現金を振り込ませる手口です。
- 警察官や検察官を装って、架空の罪をでっち上げて逮捕を迫る手口
この手口では、被害者に「警察官や検察官である」と名乗り、「架空の罪を犯した疑いがある」「自宅に捜査員を派遣する」などと脅し、現金を振り込ませようとします。
◎国際電話の特殊詐欺の被害
国際電話の特殊詐欺の被害は、高齢者を中心に広がっています。その理由としては、以下の点が挙げられます。
- 国際電話の番号に慣れていない
国際電話の番号は、日本国内の番号と異なるため、詐欺の可能性に気づきにくい。
- 海外からの電話に警戒心が薄い
海外からの電話は、ビジネスや親族からの連絡である可能性が高いと考え、警戒心が薄い。
- 詐欺グループの巧妙な話術に騙されてしまう
詐欺グループは、被害者を不安にさせるような話術で、金銭の支払いを促します。
◎国際電話を使った特殊詐欺に遭わないための対策
国際電話を使った特殊詐欺に遭わないためには、以下の対策を心がけることが重要です。
- 心当たりのない国際電話には出ない
国際電話の着信には、特に注意が必要です。心当たりのない国際電話には、出ないようにする。
- 相手の名前や電話番号を控える
もし、国際電話に出てしまった場合は、相手の名前や電話番号を控えておく。相手の名前や電話番号を控えておけば、もし詐欺だと気づいたときに、警察に相談しやすくなります。
- 警察に相談する
国際電話で不審な電話を受けた場合は、警察に相談する。
さらに、以下の対策も有効です。
- 国際電話の受信拒否設定をする
国際電話の受信拒否設定をすることで、身に覚えのない国際電話を着信させないようにできます。
- 迷惑電話対策アプリを利用する
迷惑電話対策アプリを利用することで、詐欺電話の可能性が高い電話をブロックできます。
まとめ
国際電話の特殊詐欺は、被害者の個人情報を入手した上で、巧妙な手口で被害者を騙します。
国際電話を使った特殊詐欺の被害は、今後も増加する可能性があります。国際電話を使った特殊詐欺に遭わないためには、心当たりのない国際電話には出ない、相手の名前や電話番号を控える、現金を振り込まないなど、被害に遭わないための対策を徹底することが重要です。
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