連続テレビ小説「ブギウギ」に見る、笠置シヅ子とは？
2023年秋のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）は、大正末期から昭和初期にかけて、歌と踊りで人々を魅了した伝説の大スター、笠置シヅ子さんをモデルとした『ブギウギ』です。
ドラマのあらすじ
大正の終わりごろ、大阪の下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子（趣里）が、歌って踊るのが大好きな天真爛漫な女の子です。
小学校卒業後、鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と思い、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団します。
そこで出会った、音楽にかける情熱と夢を持ち、鈴子を導く師匠・田代栄吉（草彅剛）や、仲間たちとの出会いを通して、鈴子は歌手として成長していきます。
やがて、鈴子は日本中を熱狂させるスターへと駆け上がっていくのです。
戦後の混乱期を舞台に、鈴子が歌と踊りで人々に笑顔と希望を与えていく物語です。
ドラマのキャスト
ヒロインの花田鈴子役を趣里さん（本名は水谷 趣里。父は俳優の水谷豊、母は女優の伊藤蘭。）、
鈴子の師匠・田代栄吉役を草彅剛さん、鈴子の幼少期を澤井梨丘さん、鈴子の恋人・村上俊夫役を水上恒司さん、
鈴子の母・花田サダ役を中越典子さん、鈴子の父・花田平次役を柳葉敏郎さん、鈴子の兄・花田正役を中村蒼さん、
鈴子の妹・花田美代子役を新井友香さん、鈴子の幼馴染・川村幸子役を菊地凛子さん、
鈴子の幼馴染・佐藤武志役を高橋文哉さん、鈴子の幼馴染・田中良太郎役を水川あさみさん、
以上の皆さんが演じられます。
主題歌は、趣里さん、中納良恵さん、さかいゆうさんの3人で歌う「ハッピー☆ブギ」です。
脚本は、足立紳さん、櫻井剛さん。
音楽は、笠置シヅ子さんの代表曲「東京ブギウギ」を作曲した服部良一さんの孫・服部隆之さんが担当します。
笠置 シヅ子のプロフィール
日本の歌手、女優。
1914年（大正3年）8月25日に香川県大川郡相生村（現：東かがわ市）黒羽で生まれる。
本名は亀井 静子。
戦前から戦後にかけて活躍し、特に戦後は「ブギの女王」として一世を風靡しました。
特に、躍動感に乏しい楽曲と直立不動で歌う、ソロ歌手しか存在しなかった戦後の邦楽界に、躍動感のあるリズムの楽曲と派手なダンスパフォーマンスを導入したことで革命的な存在となりました。
笠置シヅ子は、1945年（昭和20年）11月に、戦後に再開場した日本劇場の最初のショーから出演し、1947年（昭和22年）の「踊る漫画祭り・浦島再び龍宮へ行く」で歌った、服部良一作曲の「東京ブギウギ」が大ヒットしました。
服部良一は笠置シズ子の歌曲の大半を手掛けており、これ以降は「大阪ブギウギ」「買物ブギ」など一連の「ブギもの」をヒットさせ、「ブギの女王」と呼ばれるようになります。
その後、美空ひばりが登場するまでスーパースターとして芸能界に君臨しています。
笠置シヅ子の歌は、今日に至るまでたびたびカバーされ、日本のポップスに多大な影響を与え続けています。
その中でも、東京ブギウギが特に有名です。
まとめ
2023年秋のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）は、『ブギウギ』です。
放送は、2023年10月2日（月）から2024年3月28日（火）まで、全156回が予定されています。
今後の展開が楽しみですね。