新型コロナの新変異株「JN.1」の感染が中国や米国などで拡大、感染力が強く既存のワクチンに耐性があり重症化リスクが高まっている！
新型コロナウイルス新変異株「JN.1」とは、オミクロン株「BA.2」派生型の系統が変異したウイルスです。
2023年1１月頃に中国で初めて確認され、その後、米国やインド、欧州など世界各地で感染が拡大しています。
JN.1の特徴としては、以下の点が挙げられます。
●感染力が強い
JN.1は、オミクロン株の感染力よりもさらに強いとされています。これは、ウイルス表面にあるスパイクタンパク質に複数の変異が見られ、宿主細胞との結合力が高まっているためと考えられています。
●既存の免疫から逃れやすい
JN.1は、オミクロン株（BA.2）と同様に、既存のワクチンや感染による免疫から逃れやすいとされています。これは、スパイクタンパク質の変異により、ワクチンや感染によって獲得した抗体による中和が効きにくくなっているためと考えられているのです。
●重症化リスクは不明
JN.1の重症化リスクについては、現時点では不明です。ただし、一部の研究では、オミクロン株と同等かそれよりも重症化する可能性があるとの報告もあります。
JN.1の対策としては、以下の点が挙げられます。
●ワクチン接種とブースター接種の推奨
JN・1に対しても、ワクチン接種とブースター接種が有効であると考えられており、推奨されています。ワクチン接種により、重症化リスクの低下が期待できます。
●マスクの着用や手洗いの徹底
感染予防の基本的な対策であるマスクの着用や手洗いは、JN.1の感染予防にも有効です。
●換気の徹底
換気を徹底することで、ウイルスの拡散を抑えることができます。
●3密の回避
人との距離を十分に保ち、換気の悪い場所を避けるなど、3密の回避にも努めましょう。
JN.1は、オミクロン株よりもさらに感染力や免疫逃避性が高い可能性があるため、注意が必要です。ワクチン接種や基本的な感染対策を徹底し、感染拡大防止に努めましょう。
以下に、JN.1の具体的な対策について、さらに詳しく見てみます。
◎ワクチン接種とブースター接種の推奨
JN.1に対するワクチン接種は、オミクロン株に対するワクチン接種と同様に有効であると考えられており、推奨されています。ワクチン接種により、重症化リスクの低下が期待できます。
また、ブースター接種を受けることで、ワクチンの効果をより長く持続させることができます。JN.1の流行が続く中、ブースター接種の重要性はますます高まっているようです。
◎マスクの着用と手洗いの徹底
マスクの着用と手洗いは、感染予防の基本的な対策であり、JN.1の感染予防にも有効です。マスクを着用することで、飛沫感染のリスクを低下させることができます。また、手洗いにより、手指に付着したウイルスを洗い流すことができます。
特に、マスクは不織布マスクやサージカルマスクなど、飛沫をしっかりと防ぐことができるものを着用することが重要です。また、手洗いは、石鹸と流水で30秒以上かけて丁寧に行うように心掛けましょう。
◎換気の徹底
換気を徹底することで、ウイルスの拡散を抑えることができる。室内では、定期的に窓を開けて換気を行うようにする。また、換気扇やサーキュレーターなどを活用するのも効果的です。
◎3密の回避
人との距離を十分に保ち、換気の悪い場所を避けるなど、3密の回避にも努める。特に、人が密集する場所や換気の悪い場所では、マスクを着用するなど、感染対策をより一層徹底する必要があります。
まとめ
JN.1の感染拡大を防ぐためには、一人ひとりが感染対策を徹底することが重要です。ワクチン接種や基本的な感染対策を守り、感染拡大防止に努めましょう。
＜言葉の意＞
○ブースター接種とは
既にワクチンの接種がすんでいる人に行うワクチンの追加接種を、ブースター接種と呼んでいます。