「はなまる日本語学校」地方創生と人材確保の架け橋

2024年3月16日

　2023年3月8日、江津市の「はなまる日本語学校島根校」で卒業式が執り行われ、5カ国から58人の学生が新たな一歩を踏み出しました。ネパール、バングラデシュ、タイ、インド、そしてウクライナから58人の学生たちが、2年間あるいは1年半の日本語学習を終え、それぞれの夢に向かって新たな一歩を踏み出しました。小さな地方にある日本語学校が、なぜこれほど多くの学生を送り出すことができたのか。その背景には、地方創生と人材確保という二つの課題を解決する、同校のユニークな取り組みがありました。

○地域密着型で手厚いサポート

　はなまる日本語学校は、2017年に開校した江津市唯一の日本語学校です。学生数は約80名で、少人数制ならではのきめ細やかな指導と、地域に根差した温かいサポートが特徴です。

○充実した学習環境と多彩な課外活動

　日本語能力試験N1合格を目指すコースや、進学や就職に特化したコースなど、学生の目標に合わせたカリキュラムを提供しています。また、地域住民との交流イベントや、伝統文化体験など、課外活動も充実しており、日本語学習だけでなく、日本の文化や社会に対する理解を深める機会も豊富です。

○地方創生と人材確保の架け橋

　地方都市における人材不足は深刻な問題となっています。はなまる日本語学校は、留学生に日本語教育を提供することで、彼らが地域に溶け込み、就職や起業などを通じて地域活性化に貢献することを目指しています。

○優秀な日本語学校を作るためのポイント

　はなまる日本語学校のような優秀な日本語学校を作るには、以下の点が重要だと考えられます。