ThreadsとTwitterの機能の違いは?
日本国内では現在、ツイッターが個人だけでなく自治体や企業の情報発信に広く使われていますが、急な仕様変更などで混乱が続いているため利用者から不満の声が上がっています。その「Twitter」に対抗し得るSNSに成長するかもしれない、と話題の「Threads(スレッズ)」がサービスの提供を始めました。
ThreadsとTwitterは、両方ともソーシャルネットワーキングサービス(SNS)ですが、それぞれ異なる特徴と使い方があります。
以下に、ThreadsとTwitterの主な違いと機能を比較して説明します。
●プラットフォーム:
①Threads:
Threadsは、InstagramやFacebookで知られるメタ社が開発したモバイルアプリです。
Twitterと同じように、文字だけでも投稿できるほか、画像や動画も投稿できます。
Threadsは、Instagramアカウントが必要であり、Instagramのコンテンツと連携して使用されます。
②Twitter:
Twitterは、個別のプラットフォームとして提供される独立したサービスです。
Twitterアカウントが必要であり、独自のコンテンツを共有できます。
●主な目的:
①Threads:
ユーザーが特定の親しい友達とのプライベートなコミュニケーションを重視しています。友達とのグループチャットやストーリーの共有、リアルタイムの位置情報の共有など、親しい関係を持つ人々とのコミュニケーションに特化しています。
②Twitter:
Twitterは、ユーザーがリアルタイムで情報を共有し、パブリックなディスカッションに参加することを重視しています。
ツイートの共有、フォロワーとの対話、トレンドやニュースの追跡など、広範なコミュニケーションと情報の共有に適しています。
●コミュニケーションの形式:
①Threads:
Threadsでは、主にメッセージングやストーリーの共有など、プライベートなコミュニケーションが中心です。
メッセージングはInstagram Directを利用し、写真やビデオの共有、テキストメッセージの送受信ができます。
②Twitter:
Twitterでは、ツイートと呼ばれる短文の投稿を通じてコミュニケーションが行われます。
ツイートは公開され、他のユーザーとのリプライやリツイート、「いいね」などの対話が行われます。
●アルゴリズムと表示:
①Threads:
Threadsでは、フィードは主に特定の親しい友達からのコンテンツに基づいてカスタマイズされます。
特定の友達のストーリーやメッセージが優先的に表示されます。
②Twitter:
Twitterでは、フィードは主にタイムラインとして表示され、フォローしているユーザーのツイートが最新のものから順に表示されます。
Twitterのアルゴリズムは、ツイートの人気度や関連性に基づいて表示を調整することもあります。
●追加機能:
①Threads:
Threadsでは、リアルタイムの位置情報の共有や、状態の表示(例: “家にいる"、"旅行中")など、Instagramにはない独自の機能があります。
②Twitter:
Twitterでは、ハッシュタグの使用やトレンドの追跡、リストの作成、ブックマーク機能など、特定のツイートやトピックを整理するための機能が提供されています。
●Threadsで使える機能
- 500文字までのテキスト投稿(スレッドの開始)
- 動画や画像コンテンツ共有
- スレッド返信によるユーザー同士の会話
- メンション
- リンク投稿(OGP表示あり)
- 再投稿(Twitterのリツイートのような機能)
- 引用(Twitterの引用ツイートのような機能)
●Threadsでは出来ないこと
今のところ、Twitterと比べてThreadsでは出来ないことがあります。
- ハッシュタグが使えない
- キーワード検索ができない
- ブックマーク機能がない
- ウェブ版がない
- 複数アカウントで同時にログインできない
まとめ、
以上が、ThreadsとTwitterの主な違いと機能の比較です。
どちらのプラットフォームが最適かは、個人のニーズと好みによって異なります。
スレッズは、まだリリースされたばかりのSNSですが、今後の展開が注目されています。
<用語>
◯メタ社とは、旧社名を『フェイスブック社』といい、アメリカのIT大手で、InstagramやFacebookで知られています。
◯メンションとは、LINEやTwitterなどのSNSアプリで、「@+ユーザー名」を付けてメッセージすることで、送信する相手を明確にしてメッセージができる機能です。
◯ハッシュタグとは、SNS上において、キーワードやトピックを分類するタグのことで、「#」の後に任意のキーワードを入力することで、そのキーワードをタグとして投稿に加えられます。
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