「クエン酸と重曹(炭酸水素ナトリウム)」の炭酸水で、インフルエンザに強い「唾液」をつくろう!

2023年11月3日

最近の研究で、インフルエンザ感染にかかりやすい人とかかりにくい人がいることが分かりました。

インフルエンザにかかりにくい人は、まず唾液の量が多いとのことです。

唾液の中には、抗インフルエンザ活性の低い唾液と、活性が高い「質のよい唾液」が含まれており、これらの成分がインフルエンザウイルスの防御に有効性があるということです。

唾液を生成する器官である「唾液腺」の中でも、耳下腺(じかせん)、顎下腺(がっかせん)、舌下腺(ぜっかせん)と呼ばれる三大唾液腺が重要な役割を果しています。

その中でも、舌下腺や顎下腺から出る唾液はもともと粘性が高く、口腔や上気道の粘膜を保護する役割があると考えられています。したがって、これらの唾液腺からの唾液は、インフルエンザウイルス感染を抑制するのに効果的であると言えます。

そして、重曹とクエン酸を組み合わせることで、「質と量」の両方に優れた唾液を生成する可能性があることが示唆されました。

安静時の唾液は感染を21%抑制したのに対し、「重曹+クエン酸」で刺激した唾液は64%まで感染を抑制しました。

インフルエンザ感染を予防するためには「唾液の質と量」を向上させる方法が重要であり、そのためには重曹とクエン酸の組み合わせなどの対策が有効であることが「花王の研究チーム」によって示されています。
インフルエンザの感染予防において、唾液の役割が明らかになることは、新たな視点からのインフルエンザ予防策となっています。

「クエン酸と重曹(炭酸水素ナトリウム)」と水による炭酸水の作り方

使用材料

* 水(ミネラルウォーター) 200ml

* 計量カップ

* はかり

* クエン酸(食用) 

* 重曹(食用)

* レモン

* はちみつ、またはシロップ

炭酸水(500cc)の作り方

炭酸水は水に炭酸ガス(二酸化炭素)が溶けることでできます。

1.)炭酸飲料用のペットボトル500ccを用意する。フタも炭酸飲料用のものを使う。水はミネラルウォーターを使用する。

2.)クエン酸と重曹を各小サジ1杯(約1g)を、それぞれ100ccの冷えた水でよく溶かす。

 ★ポイントは、水をあらかじめ十分に冷やしておくこと。

3.)クエン酸水100ccと重曹水100ccを、500ccのペットボトルに静かに素早く入れて、即フタをし、よく振って混ぜる。

4.)しばらく冷蔵庫にいれて、反応が完全に終わりCO2が水に溶け込むまで待つ。

5.)レモンとハチミツどちらも好きな量をコップに入れてよく混ぜる。

6.)レモンとハチミツの入ったコップに、作った炭酸水をそっと入れ静かに混ぜる。

7.)シュワシュワと炭酸が出たら、これで出来上がりです。
 ★ポイントは、「唾液腺」を刺激してインフルエンザにかかりにくい唾液をつくるために、炭酸水を口の中で暫く止めてから飲み込むこと。

ご注意
ここに書いてあることを、参考にやって何か問題が起こっても責任はとれません。発生した炭酸ガスが極端に多すぎたり、凍らせたりすると容器が爆発することもあるそうです。試す場合は自己責任にてお願いします。また、ナトリウム(≒塩分)が含まれているので、塩分の取り過ぎに注意ください。

まとめ

コップにクエン酸(食用)と重曹(食用)をそれぞれ1g入れ、200mlの水を注げば、あっという間にシュワシュワとした炭酸水ができあがります。 重曹は炭酸水素ナトリウムなので、この作り方によって作られた炭酸水は少ししょっぱく感じられることもあります。 飲みにくいと感じる場合は必要に応じて分量を調節してください。
尚、炭酸水を作るのが、面倒だと思われる方は、市販の炭酸水を購入して飲んでください。

健康

Posted by Ka Shiba