警察庁は、AI活用で「闇バイト」募集を監視!
警察庁は9月29日、SNSでの闇バイト募集を監視・削除要請するためにAI(人工知能)を活用した「サイバーパトロール」を導入したことを発表しました。
このシステムは、SNSに投稿された情報から、犯罪につながるリスクが高いものをAIが自動的に抽出するものです。
○具体的なキーワードを抽出対象
「闇バイト」に関わる、受け子、運び屋、高収入、簡単、未経験者歓迎、週1日OK、急募、即日入金、現金、などといった単語に加えて、「自然言語処理」と呼ばれる技術が使われ前後の文脈から判断して有害な情報の書込みも洗い出します。
警察庁は、このシステムを活用することで、闇バイトに関わる犯罪の未然防止につなげていきたいとしており、今後は、AIの精度をさらに向上させるとともに、民間団体との連携を強化していく方針のようです。
○闇バイトの危険性
闇バイトとは、暴力団や反社会的勢力などによって、違法行為や危険な仕事に若者を誘い込み、報酬を与える行為を指します。近年、SNSを活用した闇バイト募集が社会問題化しており、警察庁によると、2022年の闇バイト被害件数は前年比2倍以上の1万1000件に上っています。
闇バイトには、以下のような危険性があります。
- 犯罪組織に加入させられる
- 暴力や脅迫を受ける
- 報酬が支払われない
- 逮捕される
○闇バイトへの取り組み
警察庁の取り組みは、闇バイトによる被害を未然に防ぐための有効な手段として期待される。しかし、闇バイト対策は、警察庁だけでは限界があります。若者が闇バイトに誘われる原因を理解し、対策を講じていくことも重要です。
具体的には、以下の取り組みが考えられます。
- 若者の経済的困窮や就職難を解消する
- 若者への啓発活動を強化する
- 闇バイト情報の収集・共有を強化する
○闇バイトに誘われる若者を保護するために
警察庁や関係機関が連携して闇バイト対策を強化し、若者の被害を防止していくことが求められています。
警察庁の取り組みは、闇バイトによる被害を未然に防ぐための有効な手段です。しかし、闇バイトに誘われる若者を保護するためには、警察庁だけでは限界があります。
闇バイトに誘われる若者の多くは、経済的困窮や就職難などの問題を抱えています。そのため、こうした問題を解消することが、闇バイト対策の根本的な解決につながると考えられます。
また、若者への啓発活動を強化することも重要です。闇バイトの危険性や、被害に遭った場合の対処方法などを周知していく必要があります。
さらに、闇バイト情報の収集・共有を強化することも有効です。警察庁や民間団体が連携して情報を共有することで、闇バイトに関する情報をより迅速かつ正確に収集できるようになります。
●監視・削除要請の流れ
1.SNS上の有害情報
2.監視(人工知能AI活用)
3.サイバーパトロールセンター(警察庁委託の民間団体)
4.通報
5.インターネット・ホットラインセンター(通報内容の分析)
6-1.削除要請 ==> サイト管理者など
6-2.通報 ==> 警察
まとめ
今回のAI活用のサイバーパトロールの導入は、闇バイトによる被害の抑止につながる有効な手段であると考えられます。しかし、AIの精度を高め、闇バイト以外の犯罪も含めた幅広い情報の監視・削除を可能にするなど、さらなる対策強化が求められます。また、闇バイト被害の防止には、若者が闇バイトの危険性を認識し、自らを守る力を身につけることも重要です。
警察庁や関係機関が連携して闇バイト対策を強化し、若者の被害を防止していくことが求められています。
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