LINEでの投資詐欺に注意!…巧妙化する手口と、被害を防ぐための5つの対策
近年、LINEを利用した投資詐欺が急増しており、被害は年々増加しています。2023年には、全国で約1400件、被害総額は約22億円に達しました。
この詐欺の手口は巧妙で、被害者は年齢層も幅広く、若者から高齢者まで多くの人が引っかかっています。被害に遭わないためには、詐欺の手口を知り、対策を講じることが重要です。
●詐欺の主な手口
- SNS広告や偽アカウントで誘導:
- 投資で高額な利益を得られると謳った広告や、著名人を装った偽アカウントでターゲットを誘導する
- 投資グループへ誘導:
- 個別メッセージやグループ招待を通じて、投資グループに誘導する
- サクラによる虚偽の利益を演出:
- グループ内でサクラが投資の成功体験を書き込み、信憑性を高める
- 高額配当の証拠金を提示:
- 偽の証拠金や配当金を示し、投資への参加を促す
- 徐々に高額な投資を勧める:
- 最初は少額の投資を推奨し、徐々に高額な投資を促す
- 出金に応じず、連絡を断つ:
- 出金しようとすると、様々な理由で出金制限を設け、金銭を騙し取る
● 被害の例
①会社員のAさん:
- SNSで見た投資の広告をクリックし、LINEグループに参加。
- グループ内で著名人を名乗る人物から投資を勧められ、計100万円を振り込む。
- 出金を希望したが、拒否され、被害に遭う。
②主婦のBさん:
- LINEで知り合った人物から投資グループに誘われ、参加。
- グループ内でサクラの書き込みを見て、投資を決意。
- 計200万円を振り込んだが、出金できなくなり、被害に遭う。
●被害を防ぐための5つの対策
- 甘い話には裏がある:
- 高額な利益を約束する投資話には注意
- 投資は必ずリスクを伴うことを認識
- 情報の真偽を確認する:
- 投資グループや情報源の信頼性を必ず確認
- 著名人アカウントの場合は、公式アカウントであることを確認
- 個人情報の提供や金銭の送金は絶対にしない:
- 投資グループや勧誘者には個人情報を提供しない
- 金銭の支払いには応じない
- 周囲に相談する:
- 投資話に迷ったら、家族や友人、専門家に相談
- 警察への相談:
- 被害に遭った場合は、速やかに警察に相談
●LINEとヤフーの取り組み
LINEとヤフーは、LINE投資詐欺被害の拡大を受け、利用者への注意喚起を強化しています。
- 投資詐欺に関する警告文をグループチャットに表示
- 投資詐欺に関する情報提供ページを開設
- 詐欺グループのアカウントを削除
- 警察との連携
●まとめ
LINE投資詐欺は、巧妙な手口で多くの人を騙しています。被害に遭わないためには、常に冷静な判断を下すことが重要で、詐欺の手口を知り、警戒を怠らないことが重要です。情報リテラシーを高め、上記の対策を参考に、自身を守りましょう。
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