男性の「育児休業」を職場が後押し、上司から働きかけを行うことや、職場の経験者の声を聞くことで、不安を解消する工夫も!

2024年1月27日

 近年、企業などが子育て支援の一環として、男性職員に対して数週間から数カ月の育児休業を取得するよう後押しする動きが広がっています。
厚生労働省の調査によると、2021年度の男性の育児休業取得率は13.97%で、前年度から0.81ポイント上昇しています。

しかし、依然として先進諸国と比較すると低い水準にとどまっているのです。

 男性の育児休業取得が進まない背景には、さまざまな要因があります。まず、男性は女性に比べて育児への意識が低いという指摘があります。育児は女性の仕事という固定観念が根強く残っており、男性自身も育児に参加することに抵抗を感じている場合があります。また、育児休業を取得すると職場復帰が難しくなるのではないかという不安も、男性が育児休業を取得をためらう理由の一つとなっているようです。

こうした課題を克服するためには、企業や社会はどのような取り組みが必要でしょうか。

 まず、男性の育児に対する意識を高めることが重要です。そのためには、企業や行政が育児休業の制度やメリットについて積極的に情報発信を行う必要があると思います。また、男性が育児休業を取得しやすい職場環境を整備することも重要です。例えば、育休取得者を支える同僚の理解や協力を促すための取り組みや、育休取得後もキャリアアップの機会を保障する制度の導入などが考えられます。

 個人的な意見としては、男性の育児休業取得は、子育てと仕事の両立を実現する上で、非常に重要な取り組みであると考えています。男性が育児に参加することで、母親の負担を軽減し、夫婦で子育てを楽しめる環境を整えることにつながります。また、男性が育児を経験することで、子どもとの関係が深まり、家庭生活への満足度が高まるという調査結果もあります。

 日本では、少子高齢化が進む中、女性の就業率も高まっています。こうした状況下では、男性の育児参加がますます重要になると考えられています。企業や社会が男性の育児休業取得を後押しする取り組みを進めることで、子育てと仕事の両立がより実現しやすくなるでしょう。

具体的な取り組みとしては、以下のようなことが考えられます。

  • 男性社員の育児休業に向けて上司からの働きかけの実施
  • 育児休業取得者の体験談やアドバイスの共有
  • 育児休業取得者を支える同僚への応援手当や評価制度の導入
  • 育児休業取得後のキャリアアップ支援

 また、企業だけでなく、政府や自治体も男性の育児休業取得を促進する施策を講じることが重要だと思います。例えば、育児休業取得を義務化する制度の導入や、育児休業取得者への経済的支援の拡充などが挙げられます。

まとめ
男性の育児休業取得は、まだ道半ばではありますが、着実に進歩しているのではないでしょうか。企業や社会がさらに積極的な取り組みを進めることで、男性の育児参加が当たり前の社会を実現していければと思います。

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Posted by Ka Shiba