「プラズマ乳酸菌」って、どんな乳酸菌なの?
毎日の健康が気になる現代社会、今注目を集めているのが「免疫」です。
その「免疫」に役立つと言われているのが「プラズマ乳酸菌」です。
「プラズマ乳酸菌」は、キリンと小岩井乳業が共同開発して発見された乳酸菌です。
免疫の司令塔(pDC)に作用し、免疫機能全体に働きかけ、「免疫ケア」をサポートするといわれています。
では、果たしてどんな乳酸菌なのでしょうか?
乳酸菌とは、オリゴ糖などの糖をエサにしながら酸を作り出す細菌の総称です。
乳酸菌は、とても種類が多くあり、現在確認されているものだけでも250種の菌が認められています。
それでは、従来の乳酸菌と「プラズマ乳酸菌」の違いはなんでしょうか?
乳酸菌が免疫を活性化することは周知の通りです。乳酸菌は小腸に存在する免疫細胞を活性化する役割があります。
従来からある乳酸菌は、数ある免疫細胞のうち一部だけを活性化させる働きを持っていました。
しかし、プラズマ乳酸菌は、対ウイルス免疫の親分ともいえるpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)を活性化させることにより、全ての免疫細胞を活性化させることができるのです。
このことによって、ウイルスに対抗する力が、従来の乳酸菌よりパワーアップするそうです。
pDCは、いつもは寝て過ごしていますが、敵が体内に侵入してきた時に、むくっと起き上がり、免疫細胞に攻撃するように指令を出します。ですので、pDCが起きて仕事を始めるまでに時間がかかるんです。
ところが、このプラズマ乳酸菌は、pDCに働きかけ、pDCを常に覚醒状態にして、免疫を活性化させています。
プラズマ乳酸菌を摂取することで、主に下記の免疫細胞を活性化します。
○NK細胞(ナチュラルキラー細胞):
悪性の菌が入ってきたら1番早くに現場まで行き、悪性の菌(ウイルス・ガン細胞・細菌)と戦う特攻部隊の免疫細胞です。
○キラーT細胞:
正常な細胞には攻撃せず、ウイルスなどに感染してしまった細胞などに狙いを決めて攻撃します。また、感染を予防する性質も持っています。
○インターフェロン:
インターフェロンは、体の中に侵入してきた、細菌・ウイルスを攻撃して繁殖を防ぐようにしてくれます。おもに、悪性の細菌の感染を抑えるために体内で多く作られます。
免疫力が常に総合的に活性化されているため、細菌感染、ウイルス感染などの感染予防だけでなく、がん予防、老化予防、アンチエイジング効果も期待されています。
まとめ
健康のためには免疫の維持が大切なのですが、実は免疫は簡単に下がってしまうそうです。
そこで、日常生活の中で免疫機能を下げずに維持するためには、
(1)「規則正しい生活」
(2)「適度な運動」
(3)「栄養バランスの良い食事」
(4)「休養(十分な睡眠と、心のゆとり)」
が重要になってきます。
その上で、プラズマ乳酸菌を摂取すれば、免疫力が常に総合的に活性化します。
もちろん、数日だけプラズマ乳酸菌を摂っても意味がありません。毎日コツコツと続けて摂ることが重要です。
<言葉の意>
●免疫とは:
健康を維持するための「外敵と戦うカラダの防御システム」のことを言います。
●アンチエイジング(anti-aging)効果とは:
「抗加齢」「抗老化」を意味する言葉で、シワやシミ、乾燥などといった加齢による肌のトラブルを予防したり、軽減したりして老化を抑える効果のことです。
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