お金を減らして「財産」を増やすとは!…どういうことなのか?

 経済コラミニストの大江英樹さんが「お金の賢い減らし方」という本を書いておられます。その中で、「いつ死ぬかは分からないので、実際に「お金をゼロにして死ぬ」のは難しいでしょうが、ひたすらため込んだ結果、友達も思い出も増えないまま人生を終えることだけは、決してしたくないと思っています。」と述べておられます。

 「お金の賢い減らし方」という本の中で、お金を減らすことで増える “財産"として挙げられた「仲間」「信頼」、そして「思い出」は、物質的な富だけでは計り知れない人生の豊かさをもたらす要素です。これらの要素は、特に50~60代以上の世代にとって、経済的な安定だけではなく、心の充実感や幸福感を追求する上で重要な役割を果たしていると思います。

まず、「仲間」について考えてみましょう

 人生において、共に笑い、涙し、支え合える仲間は何よりも尊い存在です。お金を減らすという視点からは、贅沢な娯楽や高額な飲食を追求するのではなく、大切な人たちとの時間や経験を重視することができます。例えば、一緒に自然に触れながらの散歩や、手作りの食事を共に楽しむこともその一つです。これによって、お金をかけずとも深い絆や喜びを感じることができ、人生において豊かさを実感することができると思います。

次に、「信頼」に焦点を当ててみましょう

 お金を減らすことで得られる信頼は、人間関係において非常に重要な要素です。例えば、他人に対して気持ちよく手を差し伸べることや、信用を築くために自分の言葉や行動によって真実味を持たせることができれば、相手に納得して貰えます。これによって、周囲の人々からの信頼を勝ち得ることができれば、人生全般においてより円滑なコミュニケーションやサポートを受けることができると思います。

最後に、「思い出」について考えてみます

 お金を減らすことで手に入るのは、物理的な所有物よりも心に残る思い出や体験です。旅行やイベント、特別な瞬間は、価値ある時間を共有し、心に深い感動を刻むことができます。これらの思い出は、人生を彩り豊かにし、老いても心に残る財産となります。お金を使って得られる一時的な快楽よりも、長く心に残る思い出の方が人生においてはるかに価値があると思います。

 経済コラミニストである大江英樹さんが指摘されるように、公的年金や生計に余裕があるならば、ある程度のお金を使ってこれらの財産を築くことは十分に可能です。老後においても公的なサポートがあるならば、物質的な富よりも人間関係や思い出を重視することが、より充実した人生を過ごす秘訣と言えるのではないでしょうか。

まとめ

 一方で、これらの「仲間」「信頼」「思い出」を大切にするためにも、適切な貯蓄や計画も欠かせません。
物質的な安定もまた、人生の安心感を構築する一環となります。賢明なお金の使い方と「財産」のバランスを取りながら、心に残る価値ある瞬間を大切にしていくことが、幸福な人生の一コマとなることでしょう。

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Posted by Ka Shiba