今、この時を大切に生きる
私たちは、過去にしてしまった失敗を悔やんだり、未来に起こるかもしれない出来事を心配したりします。
しかし、過去は変えることができませんし、未来はどうなるかわかりません。
だから、私たちは潜在的に、今を精一杯生きたほうがずっと幸せだということをよく知っています。
今を生きるマインドフルネス
今を生きるとは、まず「今、この時」を認識することです。
自分の思考のオーナーになって、雑念に振り回されないようにします。
今に集中して、心のオーナーになることを「マインドフルネス」といいます。
マインドフルネスとは瞑想ではなく、「ただ目の前のことに集中する心の状態」です。
例えば、朝、コーヒーを飲む時に、ただ飲むのではなく、豊かな香りに集中して味わってみるとか、手に触れる水や泡の感覚を感じながら食器を洗うなど…。 これらは目の前のことに集中している状態になります。
マインドフルネスは、もともと仏教における概念です。
これが精神医学に取り入れられ、実用的な治療プログラムが開発されてきました。
今現在の心の動きを、「自分のもの」にするトレーニングです。
心の動きを正しい、間違っていると判断せず、流れる水のようにそのまま受け入れて経験するのです。
考えすぎないことで自分を自由に
現在をないがしろにして過去に執着したり未来を心配したりすると、憂うつ感や不安はどんどん大きくなります。
その先には後悔が待っています。
しかし、現在を現在として経験して楽しめば、憂うつや不安などのネガティブ思考を止めることができます。
生きていれば幾千万もの心配ごとが頭に浮かびますが、それらが実際に起こることはほとんどありません。
今、経験していることをプライドや超自我と切り離して静かに観察すれば、悪い経験も笑い飛ばせます。
誰かに裏切られたとしても、いい人生勉強になったと思うようにしてみてください。
考えすぎないことで、自分を自由にすることができます。
マインドフルネスを実践
マインドフルネスによって、脳がリラックス状態になることで副交感神経が優位になります。
交感神経と副交感神経のバランスが整うことでよく眠れるようになるほか、緊張状態の緩和や不安の減少につながり、結果的にストレスの軽減に効果があります。
マインドフルネスを実践して、今を生きることを意識しましょう。
今を生きることは、幸せになるための鍵です。
過去や未来に囚われず、今この瞬間に集中して生きましょう。
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